米国特許関連の用語解説集です。単なる翻訳辞書と異なり、特許で使用された場合の語句の意味や、米国での具体的な判例を通した対応の指針など、米国特許出願における実務レベルの対応に役立つ情報をまとめました。

誤りなどお気付きの点がありましたら、是非ご連絡ください。


■R

数字ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ



rationale

論理的根拠、拒絶の根拠。


RCE

Request for Continued Examination参照又はRequest Continued Examination。


reason of rejection

拒絶の理由。


reasonable diligence

(着想から実施に至る間の)誠実な努力。


reasonable royalty

合理的な実施料、実施料相当額。合理的実施料の要素は、1.他のライセンス、2.製品の利益、3.クレームされた特徴(claimed feature)の寄与、4.クレームされた特徴からのコスト節約(Cost saving)。


rebut

反駁する。


rebuttable presumption

反論可能な推定。


rebuttal brief

請求人の反論(当事者系再審査の審判)。


rebuttal evidence

反駁の証拠。


reduction to practice

実施化(RTP)。actual RTP(現実の実施化)とconstructive RTP(法定の実施化)がある。


reexamination

再審査。特許の有効性について誰でも請求できる。但し、提出できる資料は、先行特許と刊行物に限定され、これらに基づく新規性・非自明性が審査されることになる。また、再審査は、特許権者が請求してもよく、この場合、訂正審判の意味合いとなる。
1999年改正前までは、第三者は再審査を請求できるだけで審理に関与できない査定系再審査しかなかったが、異議制度を有するEC、日本からの要求で、再審査請求後にその審理に第三者が関与できる当事者系再審査が導入され、請求人はいずれかを選択できるようになった。


reference

引用例。


rehearing

再口頭弁論。


reissue

再発行特許。特許登録後に、権利者が自己の特許の欠陥を発見した場合、又はクレームの拡張、減縮を希望する場合に、特許権者がクレーム、明細書等を訂正できる制度。再発行特許の出願の目的は、1.クレーム、明細書、図面の欠陥の訂正、2.クレーム範囲の拡張、3.クレーム範囲の減縮、4.新たなクレームの追加、5.共同出願人の訂正、6.原出願での優先権主張に関する誤りの訂正、原出願で忘れた優先権の主張、である。クレーム範囲の拡張を目的とした再発行特許出願は、原出願の特許付与の日から2年以内に、原出願の出願人(発明者)が行う必要がある。それ以外の目的の再発行特許出願は、原特許の存続期間中で、権利の承継人が行うことができる。
再発行特許のクレームは、訂正された内容で始めから許可されたのと同じ法的効果がある。但し、再発行特許が原特許のクレームの範囲を拡張する場合で、第三者が原特許のクレームに含まれない拡張部分の発明を実施している場合には中用権(intervening right)が認められる。また、原特許のクレームを侵害していたが、その侵害クレームが再発行により変更になった場合、訂正クレームを侵害しているか否かを問わず、再発行特許前の過去の侵害について責任を問われない。また、原出願で放棄したクレームを再発行特許出願によって獲得することはできない。


rejection

拒絶、新規性/自明性等の実体的事項に関する拒絶。


related art

関連技術。


related invention

関連発明。


remand

上級裁判所が下級裁判所に審理を差し戻すこと(send back)。


remarks

意見書。


remedy

救済。


reply brief

応答理由書。


request for admissions

自認の要請。当事者間で主張に不一致がなければ、争点を減らすために原告から被告に対して自認を要請するもの。


Request for Continued Examination

継続審査請求(RCE)。2000年5月29日以降の出願に適用される出願継続手続。RCEは、新たな出願ではなく、審査を継続したまま最終拒絶の回避の請求を行うものとなっている。


request for production of document

証拠書類提出要求。訴訟に関して証拠となる相手が所有する全ての書類の提出を要求すること。


requests for documents and things

証書等要求。


res judicata

既判力。


respondent

被上告人。


response

応答。


restriction requirement

限定要求。審査官は、クレーム中に2以上の異なる発明が含まれていると認めたときは、出願人に対して1つの発明に限定(restriction)するよう要求する。出願人はその要求に賛同できないとしても、1つの発明に限定しなければならない。限定したクレームだけが審査を受け、限定しなかったクレームはすべて審査経過から排除される。削除されたクレームについては、分割出願が可能である。


right to appeal notice

審判請求権通知。当事者系再審査の審査官から審判できる旨の通知。


rocket docket

バージニア州西部地区連邦裁判所。提訴から公判終了まで数ヶ月という短期裁判を行う裁判所のこと。この裁判所で特許訴訟の被告になった場合は、十分な準備ができないため移送を検討すべき。


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